【B評価】ゼルダの伝説 知恵のかりもの

レビュー

【どんなゲーム?】

2024年9月26日、ゼルダの伝説シリーズの最新作「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」が発売さ
れた。
9/30時点でAmazonにて6,636円で販売中。
クリア時間目安は15~20時間程度。
今作の主人公はリンクではなく、ヒロインのゼルダが主人公。
幾年の時を超えて、ゲームタイトルの通り正真正銘「ゼルダ」の伝説が実現された。
小学生のころ神々のトライフォースでリンクの名前を「ゼルダ」にしてプレイしていた筆
者からすると、なんだか感慨深いものがある。


過去シリーズと同じくイベントを進めダンジョンを攻略する点は同じだが、弓矢や爆弾と
いったアイテムではなく、「カリモノ」といった新アクションを使って、謎解きなどを進
めていくデザインになっている。


カリモノとはベッドやつぼといった静物とモンスターをコピーして、どこでも呼び出すこ
とができるものだ。例えば、火のついたモンスターを呼び出して燭台に火をともす、トラ
ンポリンを呼び出し段差を超える…といった具体だ。


カリモノの数は○○種類にものぼり、一つひとつ特徴のあるカリモノを使うことで自由に、
想像力を働かせながら遊べるのが、このゲームの特徴だと感じた。

【良かったところ】

穴を掘るモンスターで地下への道を作ってもらったり、飛行するモンスターにつかまり滑空をしたりと、カリモノそれぞれに個性があり、どのカリモノを選んで攻略するか考えるのが楽しい。

ダンジョン攻略はカリモノを使って攻略をするが、決まりきった攻略方法があるわけではないため、プレイヤーの数だけ自由な攻略ができる。ティアキンのような自由さがある。

フィールドや世界観は神々のトライフォースと似たもので、マップを巡っていると見覚えのあるモニュメントを発見できてニヤリとする。

探索・収集要素もしっかり用意されている。フィールド上の洞窟に入ると、ちょっとした謎解き用意されている。クリアするとハートのかけらや能力をアップができる素材をゲットができる。ほかにも岩の下に素材が隠されていたり、まだカリモノにできていないモンスター探しをしたりとやれることがたくさんある。

【いまいちなところ】

カリモノを使って段差や穴といった障害物を乗り越えていくことがこのゲームの持ち味であるが、ゲームを進めていくとカリモノの性能差がはっきりしてくるため、使うカリモノがどうしても偏ってしまう。せっかくたくさんの借り物があるのに活かしきれていない。

ムジュラの伝説のように登場人物一人ひとりが抱えている悩みや葛藤を解決したけど、なんだか寂しさや不気味さを感じることもなく、ティアキンのような壮大さも感じられない。総じて印象に残らず、半年後にはストーリーを忘れてしまっていると思う。

ギミックは単純なことが多い上に、ご丁寧に謎解きに必要なモンスターや静物が使ってくれと言わんばかりに配置されるため、頭を悩ませる場面が少なくダンジョンが簡単である。シリーズ経験者であれば、もはや反射で謎解きができると思う。

【総評】

全体的に易しい難易度だが、カリモノという新しい形のゼルダシリーズを体験することができた。

シリーズ未経験者ほど楽しめる内容であると感じた。

【こんなゲームが好きな人におすすめ】

見下ろし型のゼルダシリーズが好きな人

のんびりした雰囲気が好きな人

ゆっくりとゲームを楽しみたい人

コメント

タイトルとURLをコピーしました